【園長先生リレーエッセイ】江尻幼稚園

新年度が始まり、園庭では子どもたちのにぎやかな声が響き渡るようになってきました。
今年は、３年ぶりに規制のない大型連休となり、ご家族で旅行などを楽しまれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

江尻幼稚園では５月１７日に３年ぶりの親子遠足に行ってきました。感染状況を踏まえ日本平動物園に現地集合という初めての試みでした。今年度から、幼稚園型こども園となり乳児組も参加する初めてのイベントでしたが、早朝からあいにくの曇り空…。動物園に到着するころには小雨が降ってきてしまいました。広場に集まりお弁当を食べるなどの交流の場は、残念ながら中止となってしまいましたが、子どもたちは久しぶりの親子遠足が嬉しくて、雨も気にせず園内を元気に走り回っていました。ここ数年は、コロナ禍で親子が一緒に楽しめる機会も少なかったため、今回は広々とした屋外に気持ちもリフレッシュし、楽しい時間を過ごすことができました。この日を心待ちにしていた子どもたちのドキドキ、ワクワクした気持ちは、何物にも代えられない貴重な経験になったと思います。

こども園の生活が始まり、子どもたちは、乳児組と生活することで気遣いの心、思いやりの気持ちなどを生活の中から学んでいると思います。幼稚園だからこそ体験できることを、私たち職員も子どもたちと一緒に楽しみ、共に育ちあっていきたいと思います。

江尻幼稚園　　副園長　　藤田香苗